修復工事中
昨日と違って今日は、あいにくの雨。 寒いですね。
皆さん、寒暖の差で体調など崩さないよう気をつけてください。
工場内では、一間社流造の本殿修復工事に取り掛かっております。
下の写真は、修復工事に取り掛かる前の写真です。
本殿は、修復して現在建築中の神明社の本殿としておさめられます。
屋根は、こけら葺きとなっており 木の薄い板を何層にも重ねて葺いたもので日本古来から伝わる伝統的手法です。
写真は老朽化による損傷が激しい屋根部分を取り替えているところです。
葺き替えの板は、年輪に沿って割られた部分で、杉の赤身を使用しています。
切妻屋根の厚みをもった曲線は、柔らかく美しいですね。
屋根内部の構造や細かい部分は実に多くの見所があります。
昔の職人技術はやはり素晴らしく職人の技を垣間見ることができます。
神社の建立や本殿の修復に携わることで、本当に職人の技術を守り継いでいくことは大事と
心に強く感じました。
仕事ができる喜びと、誇りを持ってこれからも取り組んでまいりますので、
今後とも、よろしくお願い致します。